グリコーゲンローティング法
- JFSS事務局
- 2017年6月8日
- 読了時間: 2分
更新日:7月10日
この食事法を採用した場合、肝臓や筋肉のグリコーゲン備蓄は通常の1.5倍~2倍に増大します。グリコーゲン合成酵素は、グリコーゲンによって活性が阻害される性質もっているので、グリコーゲンを肝臓や筋肉から除去しておいてから、一気に備蓄し直すというグリコーゲンローティング法には科学性があるのです。
世界各国の一流マラソンランナーがこれを採用しています。ランナー(人間)のグリコーゲンローティング法は1週間の中で低炭水化物食~高炭水化物食に変えるわけですが、ビッグレース前の大事な1週間のなかで、最初の3日間の高脂肪・高タンパク質食がかなりの負担になるなど欠点があるので、多くのランナー達は、激しい運動をした後、高脂肪・高タンパク質食を2日間、高炭水化物食を1~2日間に期間を短縮しているそうです。
<犬の場合> 食事内容を大きく変えることなく、普段から高脂肪・高タンパク食の低~中炭水化物食です。レース1週間前のトレーニングまたはレース後(日曜日)、そのトレーニングやレースによって全身の筋肉と肝臓のグリコーゲンが激しく使われています。 しかしこの時、高炭水化物を多く含む《 PEAK2 》 《 Glycochage》《 SD Maltodextrin 》をわざと与えず、その後2~3日間も引き続き、普段から与えている高脂肪・高タンパク質の食事のみを与えます。食事面でグリコーゲンの合成にブレーキをかけるのです。 そして、水曜日のトレーニング後から、その週の土曜日のレース(第1ヒート)終了後まで、プラス高炭水化物《 PEAK2 》 《 Glycochage》《 SD Maltodextrin 》を続けて与えます。日曜日の朝早くにスープに混ぜて与えるのも、駄目押しとして効果的かと思います。
たとえば、月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日のように太字がトレーニングやレース日だとしたら水曜日か木曜日の食事から土日のレースに向けて土曜日の朝まで《 PEAK2 》 《 Glycochage》《 SD Maltodextrin 》を与えると効果的なグリコーゲンローティング法になります。
最も重要なのは土曜日の第1ヒート後、30分以内に高炭水化物《 PEAK2 》 《 Glycochage》《 SD Maltodextrin 》をスープやアイスキューブにまぜて与えると日曜の第2ヒートまでの回復が24時間以内と、最も早い効果的な方法です。