レースでの理想的なエネルギーの消費の仕方
- JFSS事務局
- 2017年6月8日
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更新日:7月10日
"序盤は 《 グリコーゲン 》 を節約して、《 脂肪酸 》 からのエネルギーを使い、後半 《 グリコーゲン 》 を最大限に使ってラストスパート!" ですね。 《 タンパク質 》 (アミノ酸)はおもに筋肉をつけるものであって、エネルギー効果としては10%ほどしか働きをしないそうです。 体内には 《 脂肪酸 》 と言う、大量に貯蔵されたエネルギー源がありますが、脂肪が 《 脂肪酸 》 となってエネルギー代謝で分解されるのは 《 グリコーゲン 》 ないし 《 ブドウ糖 》 がわずかずつでもエネルギー代謝系に供給されることが必要です。 『 駅伝 』 ・ 『 マラソン 』 ・ 『 ドッグスレッド 』 のように身体に充分酸素を取りこみながら行うスポーツでは、肝臓と筋肉の 《 グリコーゲン 》 貯蔵が底をついたときスタミナが切れるとされています。レース前は 《 炭水化物 》 をいつもより多く摂取して多量の 《 グリコーゲン 》 を貯蔵しておき、ラストスパートの「GO HOME!」での瞬発力を使う時まで残しておくのが理想です。(ラストスパートの瞬発力を必要とする、より激しい運動には炭水化物からの 《 グリコーゲン 》 や 《 ブドウ糖 》 がエネルギー源として中心的に使われます。) レース後、多くの 《 炭水化物 》 を含む、その他の栄養補給もお忘れなく。 以上のことから 《 PEAK2 》 《 Glycochage》《 SD Maltodextrin 》を使うことをお勧めします。アラスカの多くのマッシャーが"大変良い"と言っています。けっして 《 炭水化物 》 が必要だからといって、白米やパンを大量に与えろといっているのではありません。 またトレーニング不足(心肺機能、毛細血管の分布、赤血球一つが運ぶ酸素量、筋肉中酸素の貯蔵能や利用能が劣る。)によって酸素供給量等が劣り、激しい運動では 《 乳酸 》 も早くたまりやすくなります。(乳酸がたまると、まだエネルギーが残っているのに,乳酸が筋肉を著しく酸性化し、エネルギー生産に関連する酵素群の活性を低下させ,筋肉運動のためのエネルギーを作れなくする。) 通常、回復するまで(乳酸の処理)数分から数十分かかると言われています。 また犬に精神的エネルギーを使わせないようにしましょう。(極度のプレッシャーをかけないようにする。)信じられないほどのエネルギーをロスします。心拍数や呼吸もみだれ、思考能力も落ちます。