【アラスカ大会レポート】Fur Rondy ~事前~
- 2月27日
- 読了時間: 7分
更新日:3月2日
※レポートに出てくるKPは、アラスカでお世話になっている犬舎Kourosh Partow選手です。
Fur Rondy 2025年のチャンピオンですが、今回はエントリーしておらず
いろいろと解説・案内をしてくれています。
※Fur Rondy大会レポートはこちらから
#3 Day1 振り返り
#4 Day2 大波乱!
せっかくAnchorageにいるので、現地からできる限りの情報をお届けします。
Open North American Chanpionship(通称ONAC オナック)と並ぶビッグレースが、今週末Anchorageの街中(本当に街中!)で開催されます。
その名も Fur Rendezvous!:通称 rendezvous/Fur Rondy です。
Fur Rondy は、そもそも2月の終わりから3月のはじめに開催される
Anchorageの大きなお祭りのことで、そのなかでお祭りの最初である2月の最終週には世界最速のスプリントレースが、そして祭りの最後にはIditarodのセレモニーが行なわれます。
1935年から始まり、90年を超える歴史を持ちます。
お祭り自体は市が運営していて
そのなかでスプリントの犬ぞりの大会は、ASDRA(Araskan Sled Dog&Racing Association)が運営をしています。
なので、検索するときは「Fur Rondy」で検索するより、ASDRAのページで見たほうが、いろいろ詳しく見ることができます。
何がすごいって、Anchorageの街中に、スプリントのトレイルをこのレースのために作っちゃうんです。
例えると箱根駅伝みたいな感じでしょうか?
雪で作るんだから、もっともっとすごいですよね。
当然お祭りも平行して開催されているので、トレイルの周りはドンドン・パフパフ熱気で最高潮。
そして、通常のchampionshipにおいて20mile未満の距離が通常のところ
26mileを、3日間のヒート形式でレースが行われます。
私がお世話になっているKourosh Partowの犬舎は昨年の Fur Rondyのチャンピオンですが
今年は参加を取りやめたため、彼の名前はありません。
でも1日目と3日目は連れて行ってくれるそうなので、今からとても楽しみにしています。(やったね!)
経験者のKPは、rendezvousの思い出話をたくさん教えてくれました。
もちろん超突貫の特設トレイルで、通常のレースでは感がられない騒音、人・人・音・犬。
事前に走ってみることなんてできないし、
1日目は特にルーキーの犬たちは「な、なんだこのコースは?!」と大混乱。
2日目が一番悪くて、犬たちも大変なコースだってわかるので早く帰りたいモード。ショートカットする犬もいるそうで、そしてトレイルを外れると積雪もないので当然ブレーキも効かないしでしっちゃかめっちゃかになり、マッシャーも大変。
そして3日目は「あ、はい。わかりました、僕らに選択肢ない感じですね。」ちょっと諦めモード
というのがレース運びのセオリーだそうです。
ちょっと(ちょっとではない)犬たちには気の毒に感じるけれど、こんなに近くで世界最高峰のスピードを感じられるのは
やっぱり犬ぞりメッカ・アンカレッジ市民の特権だなって思います。
カーブだって急すぎて、オープンで20頭以上で走るチームなんてと当然先が見えなかったり
コルドバ・ヒルというながーい坂があったり(去年はここをヘッドオンパッシング!信じられない)
ちょっと信じられない「Rondyは超特殊」なレースとのことです。
こちらが噂のトレイル。
メインストリート・4th avenueから、スタート直後の90度カーブ。
からの1-2のコルドバ・ヒル。
そして橋の上や下を通ったりと、アラスカいちの都会・アンカレッジらしい、特徴的な全貌です。 https://asdra.org/wp-content/uploads/2023/02/rondytrail2023.jpg ASDRA HPより抜粋

出走順はどうなっているかというと
現地時間の水曜夜に、Drowing/Bib pullくじ引きが行われました。
初日はこのDrawingで、そしてそれ以降は順位によって変わります。
出走のタイミングは2分間隔。
大きなレストランを貸し切って、Facebookのライブ昨日で多くの犬ぞりファンにお届けされました。
これがその時の様子。


さあ!出そろいました。こちらが今年の出走順です。
20まで番号が書かれてますが(なんでだろう)出走者は全部で17名、うち5名が女性(4だったかな・・)3名がルーキーだそうです!

出走にどんな意味があるのかというと、
先述した通り、こちらはこの時限りの突貫レース。
街のメインロードなので当然、他のレース会場のような、きれいに整備されたドッグトラックの駐車場はありません。
縦長に順に停められたドッグトラックから、100-200メートルの縦をただひたすらに往復して、往復して往復して、、犬をラインにつないでいくそうです。
ですが特設会場なので、やっぱり後ろからのスタートだとどんどんトレイルがガタガタになっていくので、先に出走するのが有利。人間は大変だけど。汗だくだそうです。
この話を事前に聞いてた時は、まだ出場するかを決めていなかったので
「どっかでTシャツ買おう、そしてTシャツで臨もう」って心に決めていました。笑
●おすすめの楽しみ方
ASDRAのHPから、出走順と、ポイントごとのブランクシートがアップロードされているので
ファンはラジオでここにタイムを記入していくんだとか。
LIVEの様子は、Facebookで確認できますよ。
今年の出走者に関しては、Streeper Kennel がFBでこの上ない解説をしていたので、そちらからお届けします!( )はHomeTownです。
⸻Bib #1 – ARMIN JOHNSON
チャンピオンシップの幕開けを飾るのはアーミン・ジョンソン!スピード、攻撃的な走り、そしてフィールド全体の流れを作る存在。フォース・アベニューを最初に駆け抜けるのはこのチームだ!
⸻Bib #2 – GREG TAYLOR(フェアバンクス)
生けるレジェンド。このレースに初出場したのは1977年。表彰台常連、何度も準優勝。グレッグ・テイラーは勝ち方を知っている — そして今もなお貪欲だ。
⸻Bib #3 – ALIX CRITTENDEN(ワイオミング)
Fur Rondyで鍛えられてきた実力者。冷静。戦略的。タフ。彼女は、自分のチームが頂点にふさわしいことを証明しに来た。
⸻Bib #4 – ANNIE MALO
今シーズン無敗。2024年世界チャンピオン。彼女はただ走るのではない — 王座を守るためにここにいる。
⸻Bib #5 – GARY MARKLEY(サルチャ)
今シーズンは優勝を量産。安定感抜群。危険な存在。表彰台の有力候補だ。
⸻Bib #6 – MICHAEL TETZNER(ドイツ)
世界選手権出場20回以上。国際的実力者。毎冬、海を越えて最高峰に挑む男 — 今年も帰ってきた。
⸻Bib #7 – ANDY HUETTEN(ネナナ)
2週間前、アンカレッジ予選を制覇。このトレイルでASDRチャンピオンにも輝いた。絶好調。自信十分。このコースを知り尽くしている。
⸻Bib #8 – BUDDY STREEPER(フォートネルソン, BC)
10度の王者。伝説のジョージ・アトラと並ぶ歴代最多勝。2年前のこのレース以来、無敗。
今日…バディ・ストリーパーは歴史に挑む。
あと1勝で、史上最多勝マッシャーとして単独トップに立つ。
⸻Bib #9 – TONY BLANFORD(アンカレッジ)
3度の完走者。ミドルディスタンスレース優勝経験あり。ユーコンクエスト2度完走。持久力も、プレッシャーも知っている。
⸻Bib #10 – DR. FRANK HABERMANN(クラムガルチ)
本業は医師。情熱はレーサー。過去トップ10入り。今年はさらに上を狙う。
⸻Bib #11 – MARVIN KOKRINE(ノースポール)
代々続くマッシャー家系。元オープン・ノースアメリカン・チャンピオン。このフィールドで最も多くRondyを完走している男。
⸻Bib #12 – MITCHELL JACOBSON(トゥクトヤクトゥク)
北のサーキット王者。極北仕込みのタフネス。寒さのために生まれ、スピードのために作られた。
⸻Bib #13 – MIKE PARKER(イーグルリバー)
キャリア最大の舞台に立つルーキー。
⸻Bib #14 – BETH CALLIS(フェアバンクス)
こちらも初出場。世界最高峰に自分をぶつける準備はできている。
⸻Bib #15 – OLIVER LEMIRE(ケベック)
ケベックサーキット王者。Rondyではルーキー。存在感を示すために来た。
⸻Bib #16 – SHERRY JOHNSON(ファーガスフォールズ)
代々続くマッシャー。チャンピオン経験者。深いルーツ。大きな期待。
⸻Bib #17 – DESTINY LYTLE(パーマー)
フィールド最年少。ルーキー。最後にスタートラインを離れるチーム。
失うものは何もない。
最後は直前の街の様子を私とともにごらんください。
4thアベニュー行くよ。いろいろ見せてあげる!と連れてってくれました。本当にありがとう。




さて、明日は現地の様子をお届けします。





















