【アラスカレポート】前日・当日の準備について(Eagle River Classic 2026)
- 6 日前
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さて前回は当日の大会の様子をお届けしました。
アラスカに到着して3日目、初めての大会で、大会HPでタイムスケジュールや出走順などはもちろん確認していたけれど、どんな形で始まってどんな風に流れるのかのイメージがわかないまま、「今回は見てるだけでいいから」と言われるがままひたすら見て覚える時間になりました。
●賞金レースって?
そもそも私がアラスカに来るまえ、アラスカのレースは賞金がある、っていう大前提は認識していたけれど、
どんな仕組みで、どんな風にそれが成り立っているのかよくわかってませんでした。
(競馬みたいに、観客が1位を予想して掛け金を設定する形なんだと思ってました 笑)
細かい点はもう少し勉強してまとめようと思いますが、 ISDRA(International Sleddog Racing Association) という
犬ぞりという競技において、①動物福祉(Animal welfare)と②スポーツ競技としての公平性(fairness of competition)という観点から定められた競技のルールがあります。
基本的には競技ルールとしてはこれに沿っていて(開催している組織ごとにもレースルールは決めていますが)賞金については主催組織が公表している
各レースごとに別途制定された Purse Breakdown(賞金表・分配ルール)に基づいて分配されます。
今回のEagle River Classic においてはこのような形で分配されると公表されました。 (開催元の Chugiak Dog shers Association のFBにて2/5に公開)
賞金総額については、最小でもいくらになるよ、という形でもっと前もって公表されます。

●前日準備
さてさて、私は前日準備に少しだけ関わらせてもらいました。
今回開催される場所はこちらです!

↓ 2~4mileから16・20mileまで、いろんなコースがあります。


トレイルの奥にはクラブハウスがあり、またSTART/FINISHの間には2階建ての細長い建物があり、 そこから3つのスピーカーが伸びていて、タイム計測やアナウンスが会場全体に聞こえる仕様になっています。
スピーカーの接続と機器チェックをしていったん終了。
※余談ですが、大きくていい設備だな~って思ってたけど、スタート直前の犬たちの声によって、すべてがかき消された! タイム計測のスタッフの方が、2Fの窓からこちらに向かって指でもカウントをしてくれて、リードドッグを抑えるにはそのカウントを見ていないととてもじゃないけどわからないエキサイトぶりでした。
●前日のグルーミングについて
いいレースにはいいグルーミングが欠かせません。
普段からトレイル作りや、たくさんのマッシャーがトレーニングをしているためトレイルは締まっていますが
明日の大会に向けて、整備が必要です。
夜ごはんを食べたらグルーミングにいくからね、と言われたけれど、でっかい重機をトラックに積み込みました。グルーマー(鉄でできたでっかいトンボみたいなの)が大きすぎて、とてもスノーマシンの馬力では引っ張ることができないからのようです。
ちなみに、グルーマーはアラスカでは売ってるの?と聞いたところ
さすがにこれは売っていなくて、自分で設計して、作ったとのことでした。
クロスカントリースキー場などにはグルーマーはおいてあるんでしょうか?
トレイルの整備って本当に大仕事ですね。
↓グルーマーを引っ張ったのはこういう乗り物です!日本にこれ使ってる人はいないって言ったら、ホンダもコマツも日本の企業なのに?!って驚いてました。たしかに。え、いないですよね?どなたか持ってるのかな?

↓トレイルの途中にあるトンネル。慣れていない犬は通るのひたすら怖がるって。そりゃそうだ。
当然ながらここには雪が届かないので、人の手で雪を運び込むそうです。

グルーミングは、でかグルーマー2台で20時から始めました。
今年は「今までにないくらい最悪」という天候で、1月下旬の時点でも雨が降っていて、かなりトレイルが長くクローズしていて、通常のメンテナンスにおいても、運営側の苦労は計り知れないと思います。
そうでなくとも「時にはこれを3~4時間走り続けるんだ」って話してました。
本当にトレイルを作ってくださる方々ってすごいですよね。
全体的には良い状態でしたが、途中2カ所、2メートルほど、かなり氷が表面にせりあがっているような箇所を発見。最後は人の手で雪をかぶせるしかないみたいです。レースマーシャルにも報告しつつ、グルーミング継続。
途中スタックしたり、もう1台がグルーマーを途中で落として気づかないまま走行してたりして、グルーマーの種類を変えて再走行。気づけば夜中の12時近くに。96%で始めたガソリンも、たった1夜で35%まで消耗しました。
明日は自分も出場者の一人。
これを選手やりながら一緒にやるなんて・・・・。
すべては犬たちが走りやすいように。
競技へのリスペクトの姿勢を強く感じました。
●当日準備 ~ランナーメンテナンス~
ランナーは3種類あって、気温によって使い分けているようです。
当日の朝のメンテナンスを見せていただきました。
3つのやすりで順番に磨いていきます。
ナナメにダイヤモンドのようになっているのが、キレイにできている証。
土曜日は直前にワックスをかけていたのですが、日曜日は2位とのチームの差が大きかったこともあり、このメンテナンスのみになりました。
「この道具たちは高いから、始めは手磨きでやる人が多いよ」
スポーツ選手の道具っていうのは、突き詰めるとすごく美しいですね。
雪国生まれでない私はウィンタースポーツをやっていなくて、スキーのメンテナンスについてまったくピンときません!スキーってワックスかけるんだ・・・っていうのを、犬ぞりに関わって知りました。笑
昨シーズンお借りしてたランナーに傷がついたとき、メンテナンスができないか何名かスキーメンテナンスのプロの方に相談してみたけど、ランナーが特殊な形すぎてホールドする器具がないから、ということで軒並み難しいという返答で困ったのを思い出しました。
1人だけ、知り合いのスキーモーグルの選手だった方の紹介で、「その形ならできるよ」とランナーのメンテナンスをしてくれる方がいらっしゃったので、傷があったところを直してもらいました。もしランナーのメンテナンスで困っている方がいたら、相談していいとのことだったので、コメントなどで教えてください!
皆さん、スキーのメンテナンスはどうしていますか?
この動画は抜粋なので、もう少ししっかり書きたいなと思います。























